「転職回数が多いと職務経歴書で不利になるのでは」と不安な人へ。自分は5回転職している。結論、不利だと感じたことは一度もない。
自分の転職歴
建設・土木の仕事を約2年、その後スポーツトレーナー専門学校に通いながら焼肉店でアルバイトを約2年(この2つは同時期に並行していた)、卒業後は同じ焼肉店で店長を約1年、そこから保険営業に約半年、今はパーソナルトレーナーとして働いている。数えると転職・キャリアチェンジは5回になる。
職務経歴書・面接でどう説明しているか
正直に、「なぜ、何のためにその選択をしたのか」を、その時々の自分の考えのまま伝えるようにしている。取り繕ったり、後付けの理由でまとめたりはしない。
一番印象に残っているのは、今の職場の面接だ。案の定、「保険営業だけ半年で辞めているのが気になる」と聞かれた。ここで変に取り繕わず、当時の素直な思いをそのまま伝えた。すると面接官から「辞めた会社に迷惑がかかったんじゃないですか」と聞かれた。これには「本当に申し訳なく思っています」と正直に答えた。その瞬間から、面接官の表情が明らかに和らいだのを覚えている。
取り繕わずに弱さも含めて話したことで、かえって信用してもらえた。転職回数の多さそのものより、「一貫性のない、行き当たりばったりな人」に見えるかどうかの方が、相手は見ている。理由がその都度はっきりしていれば、回数はそれほど問題にならない。
「不利だ」と思ったことは一度もない
正直に言うと、転職回数が多いことを不利に感じたことは一度もない。むしろ感じるのは逆で、同世代と比べて経験値の差を感じる場面の方が多い。
具体的には、普通にトレーナー一本でやってきた同業の人たちより、売上やオペレーションを見る視野が広いと感じることが多い。上司とのやり取りでも、建設・土木時代に叩き込まれた縦社会の作法が活きていて、好印象を持たれることが多かった。何より、土木時代の辛さを乗り越えた経験からくる精神的な体力は、当時は気づかなかったが、転職を重ねた今、周りより明らかにあると感じている。
建設現場での体力仕事、専門学校で学んだ体の知識、飲食店での接客とマネジメント、営業としての対人経験、そして今のトレーナー業。一つの業界に留まっていたら手に入らなかった経験の総量が、今の自分を支えている。
それでも大事にしていること
ただ、なんでも転職すればいいというわけではないとも思っている。自分の場合、5回すべてに「その時なぜその選択をしたか」を説明できる理由があった。説明できない転職は、たぶん自分自身も納得できていない転職だ。
職務経歴書を書くときも、意識しているのはシンプルで、「無理に取り繕わない」ことだけだ。見栄えのいいストーリーに整えようとせず、その時の本当の理由をそのまま書く。転職回数を気にするより、「今の選択を、後で自分の言葉で説明できるか」を先に考えた方がいい。それさえできていれば、回数は後からついてくる話だと思う。

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